むーちゃんの入院騒ぎ。続き。


こんにちは!

necco舎のはなこです。


前回のアップから

大幅に間が空いてしまいました><





言い訳は置いといて、続きです^^;




むーちゃんが入院する騒ぎになる半年前、

むーちゃんの右腋窩にしこりのようなものを見つけました。


ムスメがむーちゃんを撫でていて

「むーちゃんの腋に何かある。コレなに??」と。


「ココ、ココ」というところを確認すると

確かにコリコリと指に触れるものがある><



心がざわついて

居ても立ってもいられなくなって、病院へ。



患部に針を刺して、組織を取って調べていただいたのですが


「脂肪種です。良性の腫瘍だから心配なし。

 どんどん大きくなるようなら、再度受診してください。」と。





良性と聞いて、心からほ~っとしたけれど


「よかった~!」とばかりは言っていられません。



私がこれまで学んできたことを考えれば

良性であれ、腫瘍ができると言うことが意味しているのは

流れの滞りです。




それまでも

デブっちょだったむーちゃんは

なるべく脂質を取らないように気を付けていたし

(このころは既にスマート体型になっていましたが)




加えて

自らはあまりお水を飲まないむーちゃんには

なるべく水分が摂れるようにと

いろいろ工夫をしていたし、気を付けていたつもりでした。


もちろんそれなりに運動もしていたつもり。




そして、脂肪種対策として、

以前にもまして気を付けていたいろいろは


肝臓や胆嚢のためにもよかったはずなのです。




胆汁は脂肪分の分解吸収を助けるために

胆嚢から出てきてくれる消化液ですから


脂肪分がたくさん体の中に入ってくれば

それらを分解吸収するためにせっせと作られます。



つまり、脂肪分をカットすることで

過剰な胆汁の生産を抑えることができるし、


体の中のお水がきちんと巡って滞りなく流れてくれれば

胆汁が渋滞して流れが滞る…ということには繋がりにくいと言えます。




むーちゃんの脂肪種対策は

そのまま胆汁の過剰生産防止対策になっていたはずだし


水分をたくさん摂って

運動もしっかりすることで

体液の流れは円滑に進むはずだったのです。



なのに、なぜ???



胆嚢から分泌される胆汁は

小腸の前衛部分である十二指腸に排出されます。




小腸と言えば腸内細菌の住処でもあり

当然、いろんな菌がそこにいます。



胆嚢からうまく胆汁が排泄されていれば

そして体の中のお水が滞りなく流れていれば

基本的に一方通行で、

当然逆戻りすることなく流れていくはずですが



何らかの原因で流れが滞り

そこでボヤボヤたむろしている水分があれば


先に流れていけずに水たまりとなって

その水たまりが胆嚢の方にも

じわっと影響を与えることになってしまいます。






退院して落ち着いてから

森先生の診察も受けました。




先生に

「胆泥がたまるような食事はさせていないのに~」と泣き言を言ったら


「なぜだかわかるはずでしょう?」と。



あー、やっぱりストレスなんだ。

食事のケアだけでは不十分だったんだ、と


思い知ったのでした。






むーちゃんには弱点があります。


それはメンタルが強くないということ><

彼女はとてもストレスに弱い…というのは

むーちゃんが小さいころから感じていたことでした。



特に、工事音がとても苦手。



小さい頃は、

クレーンやショベルカーが動いているような現場を通りかかると

次から同じ道には行きたがらなくなるということが

たびたびありました。



やたらと興奮したり

変な鳴き声を出すなと思っていると

遠くの方から工事音らしき音が聞こえるな~と

気づくこともありました。



以前、お隣りのお宅がリフォーム工事をしていた時期は

工事音が聞こえる間、

ずっとパンティングが止まらず、


階段の下の物置とか、

ユーティリティとか、トイレとか、そういう狭いところに入りたがって


それでも落ち着かずに

神経症的な高い声を出してピーピー鳴きどおしだったり。




思い起こせば

入院騒ぎの直近の1年前くらいから

ご近所の何かの施設の跡地が分譲されて

14~5棟の住宅建設があったり、


今度は我が家の裏手の工場が解体されることになって

解体作業のために大きな音が続いていたと思ったら


そこにも建売住宅がいくつも出来て。



長期にわたる工事なので

私たちには慣れっこになっていたし、



人間にとっては

出来上がっていく住宅を見ていれば

なんとなく工事期間の予想はつくものですが


むーちゃんにとっては、

いつまでも苦手な工事音が聞こえ続けて

苦しい時間の連続だった上に


いつ終わるのかも理解できない不安があったかもしれません。



東洋医学では

心(しん)は”神志を主る”と言われています。


心臓としてのポンプ機能であることはもちろんですが

精神とも深く結びついているのです。



さらに、心と小腸は関係が深いと考えられていて


心が受けるダメージは

小腸を含めた消化機能の働きに影響を与えます。

(これは現代の医学でも明らかになりつつあることです)




むーちゃんは多分、

ストレスによって、消化器全体が健康なときのようにスムーズに機能しなくなり


小腸の動きが悪くなることで

胆嚢と小腸の連携がうまくいかなくなってしまったのだと思います。





むーちゃんの入院騒ぎから1年4か月が経過しました。


むーちゃんは脂質の代謝によるトラブルに繋がりやすいのかも?

ということが分かったので


脂質摂取の仕方には以前にも増して気を付けているし

(必ずしも”摂取量”ということではなく)

水分代謝や血行に関しても、

なるべくスムーズに流れてもらえるよう意識して生活しています。



以降、定期的にかかりつけの病院で

血液検査を含めてチェックしていただいていますが


退院から今までずっと結果は良好で、

検査数値も、毎回「パーフェクト!」とお褒めいただいています。


前回までは3か月ごとに通院していましたが

(これもむーちゃんにはストレスのはずだけど、仕方ナシ><)

今回以降は半年ごとでOKになりました^^




もちろん、

必ずしも血液検査の結果がよければOKということではなくて


見るべきはむーちゃんの毎日の様子や変化です。



まずは、心も身体も、

「今日は元気なのかどうか」ということを

家族がしっかり見極めるということが一番大事なんだと思います!




食べ物に気を付けていれば

病気にならない!ということはありません。


病気のメカニズムは

きっと人智の及ばないところにあって

思いがけないところに種があるのだと思います。



でも、だから

思わぬ種から身を守るために

食事をなおざりにすることはできないとも思っています。



身体が出しているサインはいっぱいあるし

サインを読み解くことができれば

食事や生活の仕方で、

病気を回避するためにできることはたくさんあります。



まだまだ、まだまだ

さらに勉強しなくちゃいけないことは山盛りだけど


新たなことを知る毎日は

楽しくて役に立つ、一粒で二度美味しい(笑)日々でもありますぞ!



むーちゃんの経験を無駄にするまいぞ!





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