市川のトリミングサロンで。
こんにちは!
necco舎の はなこ です。
昨日、
JR市川駅近くのトリミングサロン「犬のとこやさん」にて
『わんごはん入門講座』を行いました。
オーナーさんから
「当店のお客様向けにお店で講座を開いていただけないか?」と
お声がけいただいたのです。
もちろんですとも!
喜んで!!
…と、勇んで出かけてきました^^
ご参加下さったのは
サロンをご利用されているお客様たちです。
まだ比較的若いわんちゃんたちのご家族で、
手作りしてみたいけどよくわからない、「だからベースの知識を身に着けたい」
という意欲をお持ちの方々でした。
テキストはシンプルですが(笑)
お伝えしたいこといっぱいの、かなり情報量は多いと思われる3時間の講座。
(途中10分の休憩を入れました^^;)
でも皆さん、
質問も交えて熱心に聞いてくださって
とてもやりがいのある嬉しい3時間でした。
お聞きくださった皆さま、ありがとうございました。
「犬のとこやさん」のオーナー加藤さんは
20年以上の経験を持つベテラントリマーさんで
数年前に共通の知人を通じて知り合いました。
トリミングに対する姿勢もそうですが
犬との生活、犬の健康に対する意識がとても高い人。
お客様のニーズに応じて
犬の健康に関する相談に乗ることはもちろんですが
ドッグトレーナーとも連携して
躾の相談などにも応じていらっしゃり
犬の生活アドバイザー的な役割を担う頼もしいトリミングサロンです。
加藤さんはトリミングを通じて
皮膚疾患をはじめ、体調にトラブルのある子をたくさん見てきたそう。
飼い主さんに
どんな食事をしているか、量はどうか、
おやつは食べているか、お散歩の時間はどうか…などなど
トラブルのある子もない子も
リサーチを重ねて原因に繋がるかもしれない何かを探るうち
いつしか、
トラブル(特に皮膚トラブル)と食事には深い関係があることに
気づいたそうです。
それ以降、
お客様のわんちゃんたちが長く健康でいるための
適切なアドバイスができるようにと、
食事についてもたくさん勉強されてきたトリマーさん。
わんちゃんたちのため、
「食べるものって大事ですよ!」と
持てる知識を総動員して
飼い主であるお客様たちの啓蒙に努めてきたそうです。
だからきっと加藤さんのお客様たちは
みんな健康に対する意識が高いのだと思います。
手作りごはんって
なんとなく心理的なハードルが高いです。
それは多分、獣医さんたちがあまり手作りを歓迎しないから。
「手作りしてみようかな」と思っても
「栄養バランスは大丈夫ですか?」
「せっかくドッグフードという栄養バランスばっちりのごはんがあるのに!」
(ホントか??…ということは、講座の中でもお話しています)
「手作りで病気になったらどうするの?」などなど
いい顔をされない…というのはよくあることです。
飼い主さんたちも
健康に関してはシロウトという気もちがあるから
いわゆる動物医療の専門家からそんな風に言われると
グラグラしちゃうのです。
わかります。
お医者さんにそんな風に言われたら不安ですよねぇ><
でも、
獣医さんで犬の食事に精通している人は
実はあまりいないと思います。
だって、獣医師になるカリキュラムの中に
犬の栄養学や食事について学ぶ時間なんてほとんど(?)ないらしいんだもの。
だから巷の獣医さんに食事のことでいろいろ言われても
「犬の食事の何を知っているんですか?」って
私は思ってしまいます。
自分に置き換えて、ちょっと考えてみてください。
人間用の、
栄養バランスばっちりのシリアルバーが存在したとして
それだけを毎日食べている人が健康に過ごせると
本当に信じられますか?
栄養バランスばっちりのシリアルバーと
栄養のバランスには多少揺らぎはあるかもしれないけれど
誰かが(あるいは自分が)素材から作ってくれた手作りごはん。
心も体も健康でいるために必要なのは
どちらでしょうか?
ドッグフードが「完全栄養食」であるかどうかについては
いろいろな見方があります。
実際にはそんなことはあり得ないと思いますが
もしも、いろいろな栄養素を添加して
完全なバランスが実現されているフードがあったとしても
食材から摂取するものと
(ビタミン剤などの人工的な栄養素が添加されることで)
”完全なバランス”が実現されたフードから摂取するものでは
これは個人的な思いですが
食材から得られるもののほうが有益に違いないだろうと感じます。
そして、
私たちができたてのあたたかい食事を目の前にして心躍るように
きっと犬たちも
「今日のごはんは何かな?」って
わくわくしながらご飯を待つのが楽しいだろうな、と思うのです。
そういうわくわくが、
食事の大事な側面であることは間違いないはずです。
犬のごはん作りは
必要なことさえちゃんと押さえておけば
そんなに難しくありません。
しかも、
味に対する採点は人間よりもず~っと甘くて
なんでも「美味しい、美味しい」って喜んでくれます。
いつも栄養満点!という
完璧を目指す必要はありません。
私たち人間が
時には店屋物で済ませたり、ジャンクなものを食べることがあるように
「あ~、今日は作れない!」ということがあったって
そういう時は便利なフードに頼れば、それでもいいんです。
「ちょっと食生活が乱れちゃったから気をつけよう」って
長い目で見てバランスが取れるように心がけるだけで
ごはんは全然違うものになると思います。
そんなこんなを
講座が終わってからも加藤さんとちょっとお話しました。
楽しかった♪
そして今回、講座を受講して下さった皆さんには
そこのところはちゃんと伝わったんじゃないかなと思っています。
昨日講座にご参加下さった皆さんが
これから楽しく犬たちのごはん作りを続けて下さって
そして家族である犬たちが喜んでくれるといいなぁ♪
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