目は肝の窓。
こんにちは!
necco舎のはなこです。
今日はお久しぶりの雨ですね!
今朝のお散歩の時間はまだほとんど降っていなくて
「ラッキー!」と思って普通に歩き出しましたが
途中でちょっと雨脚が強くなって、
それなりに濡れました^^;
お散歩必須の我が家にとって
雨は悩ましくもあるのですが
過度の空気の乾燥は
もちろん体にも影響があるし
何よりも公園の葉っぱたちが「水~~!」と言っているような気がして
今日の雨はちょっと嬉しい潤いでした。
さて、立春が過ぎましたね。
暦の上では春です。
ものすごく気温が上がって「春が来た~!」と思ったら
翌日は急降下だったり
寒暖差が激しいのが春ですね^^;
こんな風に温かくなったり、寒くなったりしながら
春本番に向かっていくのが日本の気候なので
そんな風土の中で暮らす私たちや犬たちは
そこをうまく乗り越えられるよう
少し工夫が必要です。
まだまだ冬みたいな日もある今のような気候でも
私たちの身体は、
無意識のうちに春に向けて準備を始めているし
人間よりもずっと敏感な犬たちは
当然、この気候の変化に大きく影響されていると思います。
東洋医学で
春に気を付けなければいけないとされているのは
「肝」です。
肝臓は
体に吸収された食物の成分を解毒して
身体にとって使いやすいものにしてくれる臓器。
日夜休まず働いてくれていますが
暖かくなって、心身の機能が活発になると
肝臓も余計に頑張らなければなりません。
肝臓の養生は
まずは食べすぎに気を付けることです。
食べること=肝臓を働かせること
になりますから
食べすぎれば、肝臓を過度に働かせることになってしまいます。
犬の世界でも
ちょっとぽっちゃり系の子が多い(?)ように思いますが
特に「柴界」では、
太り気味がもてはやされる傾向にある気がします><
我が家のむーちゃん、
一時はかなりデブっちょでした。
ころころ太って
みんなが「可愛いね~!」と言ってくださいましたが
胴が短くて寸詰まりな柴の身体は、
ころころ太っていると可愛く見えるのですよね^^;
おデブだったころ
家では「バレルさん」と呼ばれていました^^;
樽さん、ですな。
でも、一昨年の暮れに胆のう系の病気をして
それをきっかけに、脂質をかなりカットした食事に変えました。
ダイエット目的だったわけではないけれど
かなりスマートになって
ご近所さんたちからは
「むーちゃん、そんなに痩せて大丈夫??」
「ちゃんとごはんもらってる??」って
心配されたりしています^^
(現在進行形ですの><)
むーちゃんは確かに
以前に比べたらだいぶ痩せましたが
身体を触って確かめる
いわゆる「ボディコンディショニングスコア」に照らせば
ほっそりしてはいても、痩せすぎとは思っていません。
むーちゃんがトラブルを起こした胆のうは
肝臓ととてもつながりの深い器官です。
肝臓を健康に保たなければ、
胆のうを健康に保つことはできないし、
さらには、
身体は全部繋がっていますから
消化器全般の流れをうまくコントロールする必要があります。
むーちゃんの体格や運動量と
毎日の食事量が見合っていなければ
当然太ります。
そしてそれは、肝臓に負担をかけているということと同じです。
むーちゃんは
多分、脂質の代謝があまり得意ではありません。
だから余計に
むーちゃんが太ってしまうような生活をすることは
むーちゃんの健康にとっていいことではありません。
で、この肝の状態が現れやすいと言われているのが
「目」なんです。
たとえば涙焼けや目やにが増えた…と感じたら
肝に負担がかかっているのかも?と
考えていいかもしれません。
涙焼けでお悩みの飼い主さんにお会いすると
食事との関係は考えていらっしゃらない方がほとんど。
でも肝臓胆のうに負担をかけない食事にチェンジすることで
あっさり涙焼けや目やにがなくなることはあります。
今思えば
むーちゃんが胆のうの病気をしたころ
それまではほとんど目やにが出ることがなかったのに
「最近、朝、黒っぽい目やにがついているなー」と
ぼんやり思っていたのでした。
そんなに大量じゃないし、それなりに年もとってきたから…って
あまり深く考えなかったけれど
浅はかだった~><
西洋医学でも
目はたくさんの血液を必要とする器官であると言います。
目の周囲には、毛細血管が細かく張り巡らされていますが
それはたくさんの血液を必要としているからです。
東洋医学では
肝は気血を全身に送り出す元締めのように考えられているところです。
肝の働きが鈍れば
目にきれいな血液が行き渡りにくくなりますし
それが目の症状に繋がっていると考えられます。
単に目やにや涙焼けだけでなく、
当然視力にも影響を与えることになると思います。
食事全体をすぐに変えることは難しくても
食べすぎに注意して
食事量を運動量に見合ったものにすることや
水分を十分とってきちんと排泄すること
さらには肝にいい食材を補うことで
肝の負担を軽減することができます。
春にいいと言われているのは
菜の花、セロリ、みつば、パセリなどのちょっと癖のある野菜たち。
デトックス作用があり、血のめぐりを良くしてくれます。
またキャベツやカブ、ニンジン、たけのこなどは
脾(消化器)の調子を整えることで
肝の働きをサポートしてくれます。
いつものごはんに
ちょっとプラスするだけでもいいんです。
食材のチカラを借りて
不安定な季節の変わり目を
ばっちりサポートしてあげてくださいねー!
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