むーちゃんの胆泥
こんばんは!
necco舎の はなこ です。
ちょっとご無沙汰してしまいましたが
我が家のメンツはそれぞれ概ね元気にしています^^
…といっても
むーちゃんはなんだか覇気がなく
実はちょっと心配しているのです。
特に大きな不調があるわけじゃないけど
一度落ち着いた涙目が、またちょっと気になったり
寝ている時間が長くなったり
春になって元気も盛り上がってきたっていいはずなのに
なんだかどんよりしているのは
どこかに不調があるのではないかと気がかりで。
で、私という人は心配しだすと
負のループにはまってどんどこ落ちていくのを自覚してるので
そんな心配のエネルギーがむーちゃんに向かわないように
なるべく楽しいこと、
前向きなことだけを考えるように気を付けなければ!と
自分に言い聞かせてます。
自分は不摂生もいいとこなクセして
犬たちのことになると過剰に気になっちゃうのですよねー><
いかん、いかん。
そんなむーちゃん、
今日は嬉しいことがありました^^
なんと、むーちゃんの胆泥がなくなりました♪
何度も話していますが
むーちゃんは3年前に胆嚢胆管に炎症を起こして
入院を経験しています。
血液検査の肝機能関連の数値が測定不能で
さらに炎症反応数値もびっくりな高値。
「これは危険。このまま入院してください」と言われて泣きそうでした。
入院に際してエコーで胆嚢を確認したら
胆泥がたくさん溜まっているのが見えたのですが
それまでエコーで胆嚢を見たことがなかったので
もともと胆泥があって、何らかの原因で流れが滞ったことで炎症を起こしたのか
あるいは炎症がもとで胆汁が泥化したものかわからず。
いずれにしても
炎症して胆泥が煮えたような状態になってしまうと胆汁が変質してしまうため
胆泥を流すのは困難とのこと。
入院はかかりつけでしたが
森先生にも相談したところ同様の見解で
そしてやはり「炎症で変質した胆泥は流しにくい」と。
(炎症していなければ、胆泥を流すのはそんなに難しことじゃないと思います。)
ただ、
「胆泥はあっても、ちゃんと胆汁の通り道があれば問題ない。
だからこれ以上胆泥を溜めないように。
そして胆汁がスムーズに流れるような食事と生活を心がけて」
と言われて気持ちが明るくなって
煮えちゃった胆泥のことをクヨクヨ考えるのはやめて
これ以上貯めない、そしてちゃんと通り道を確保する、
ということだけを考えてケアしてきました。
胆汁が溜まらないような食事内容にするのはもちろんですが
お水をたくさん飲むことや、
お散歩でたくさん歩くことも心がけたし
ストレスに弱い子なので、
なるべくストレスのないようにということも。
(これはホンニンの性格もあるのですごく難しいし、
単に”心がける”ということしかできないけど><)
そんなこんなの経緯があって
今日、病院で本当に久しぶりに腹部エコーをしました。
そしたら、胆泥なくなってますね!と。
なくなったらいいな、とは思っていたけど
なくなるとは思っていなかったので本当に嬉しかった♪
胆泥症って、わりとよくある状態です。
胆泥がありますって言う子、私の周りにもいます。
でもみんな、病院で
「胆泥は流れてなくなりますよ」とは言われないようです。
なぜ胆泥が溜まってしまったのか?という
原因にはそれほど注意を払われず
利胆剤を処方されて
胆泥とうまく付き合っていく方向で
治療が進むことが多いように思います。
もちろん、それぞれの獣医さんの考え方や方針によるので
それが間違い、というわけではありません。
でも多分、胆泥は薬では治らないけど
ホームケアでよくなるんじゃないかと思います。
食事を含めた生活全体でケアしていくものだから
それは病院で治療してもらうようなものじゃなく
日々それを続けられる家族だからこそ出来ることなんじゃないかな、
と思います。
『わんごはん入門講座』でもお話することですが
病院では、いまある症状を消すことを目的とした
対症療法的な治療を受けることが多いです。
(もちろん全部がそうとは言わないし、
対症療法と言えども必要な治療も当然あります)
一方で、
根本的な治療というのは毎日の暮らしの中にあるはず。
それは継続する必要のあることだから、家族にしかできないのだ、と。
胆泥があること前提で、
今ある胆泥を増やさないように…という気もちでやってきましたが
なくなったと聞いて本当に嬉しいです!!
みんなのちょっとした不調は
「ま、いっか!」と思わず、それぞれしっかり気にしてフォローしつつ、
これからも犬たちの元気のために
家族だからこそできることを続けていくぞ!と
新ためて思った今日の嬉しい出来事でした。
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